イタリア・トスカーナ地方シエナ郊外にある、トレクアンダ村の48件の栽培農家により作られ、ICEA認定、I.G.P、BIO認証、有機JAS、EUの無農薬認定も受けている、オーガニックなエキストラバージンオリーブオイルです。
シエナの丘で栽培された、農薬不使用で良い状態のオリーブの実のみを、手摘みし、(この時少しでも傷んでいる実はよけ、それは自家用に使用)その実は、完熟手前の物が選ばれます。
摘み取ったその実は、そのまま契約している搾油所に運ばれ、すぐに絞りノンフィルターのままボトリングされます。もちろん全て低温で行われます(コールドプレス製法)
元々、建築家として活躍していたエルマーノ氏が、長い歴史上農薬を使用した事がない、このトスカーナの土地に魅せられ、移り住み、この土地を最大限に活かしたオリーブオイルを作ろうと立ち上げた事が始までした。
場所としては、映画で有名になった「イングリッシュ・ペイジェント」に使われたその土地そのもの。(ちなみに、エルマーノ氏はこの映画に出て来る修道院を修復した。)今ではそのイル・レッチェートの代表(ボランティアでやっている)がこの修道院のアグリトゥーリズムの支配人にもなっています。
洗練された上品で、少しピリっとした味わい。リンゴをすり下ろした様な、新鮮でフルーティな香りが特徴的です。色は、黄金色を帯びた緑色。香りは、若草の香り。味は、アーティチョークの繊細でほのかな苦みと酸味、良質な本物のエキストラバージンオリーブオイルを証明する微かな辛があります。
エキストラバージンオリーブオイルは、酸度(遊離オイレン酸の割合のことで、低いほど酸化しにくい)が低く、イル・レチェートのEXVオリーブオイルは、法的基準の1%を大幅に下回る0.15%(採取時期により多少前後)と非常に低酸度。
このオイレン酸は悪玉コレステロール値を下げ、しかし善玉コレステロール値は下げないという働きをしてくれます。そのため、動脈硬化・高血圧・心疾患などの生活習慣病を予防、改善につながります。
また、胃もたれや胸焼けなどが少なくなり、胃まわりの疾患の予防や改善に効果的です。これが「オリーブオイルは身体に良い」と言われる由縁となっています。
その他にも、オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸は、オレイン酸を多く含むオメガ9系に属し、酸化しにくい特徴を持っていたり、抗酸化作用の強いポリフェノールを多く含んでいるため、体内で脂肪細胞が増加するのを抑制する働きを持っています。
血行を促しむくみ予防や老廃物をデトックスする効果もあるといわれています。
優れた品質のものであれば、用途は選びません。
シンプルにサラダや仕上げにかけたり、醤油を2:1で混ぜ、お刺身にかけて食べると、臭みが消えて、食べやすくなります。
加熱料理にも向いています。揚げ油として使った場合、衣の水分を飛ばしてくれて「カラッ」とヘルシーに揚げることができます。
クセがなく、さらりとして、他の味を邪魔することもありません。バーニャカウダソースを割るオリーブオイルとしてもおすすめです。