ティチーノ川の散歩道パヴィア【Viaggiamo Insieme! 06】
パヴィアという街をご存知でしょうか?
ミラノから列車で30分の場所に位置し、6〜8世紀には北西部イタリアを支配したロンゴバルド王国の首都となりました。現在は3本のみですが、かつては権力の象徴でもあった塔が100本もあったそうです。
また、1361年に設立されたヨーロッパ最古の大学があることでも知られています。
街の南側にはティチーノ川が広がり、コペルト橋という屋根付きの橋があります。川沿いは子供や犬を連れた人々の散歩道になっていて、なんとものんびりとした雰囲気です。街中には大聖堂や教会など見どころも多くありますが、私はやはりこの夕暮れの美しい景色が一番記憶に残っています。
文・写真/宇梶 由里子
1975年生まれ。大学卒業後、フランス家庭料理を学び、その後、旅行好きが高じてイタリア料理やタイ料理など様々な国の料理を身に付ける。フードアナリスト協会会員。2015年7月より母と共に自宅でイタリアン、フレンチの料理教室を開催している(現在会員制)。ホームページはこちらからどうぞ。