春の医食同源|イタリア食材で体を整える!旬野菜で始める“食べる養生”

こんにちは。イタリア食材専門店「ベリッシモ」です。
この春から新しくスタートする連載では、“イタリアの豊かな食文化”を通じて、体と心を整えるヒントをお届けしていきます。
テーマは「医食同源 × イタリア食材」。

初回となる今回は、シリーズの入口として「医食同源」という考え方と、それを体感できる春野菜を使った旬のイタリアンをご紹介します。

医食同源とは?──食べ物が薬になるという考え方

「医食同源(いしょくどうげん)」とは、“食べることと治療は同じ源にある”という、東洋に古くからある思想です。
日々の食事が、体の免疫力や内臓の働き、心の安定にもつながっているという考え方。薬に頼る前に、まずは「食べること」で整える——そんな自然なアプローチです。
実はこの考え方、イタリアの伝統的な食文化にも共通するものがあるんです。

イタリアにも息づく、“食で整える”暮らし

「バルサミコとは」イタリア食材研究:1「バルサミコとは」イタリア食材研究:1

イタリアでは、

  • オリーブオイルを「自然の薬」として取り入れたり、
  • 食後にハーブティーやリキュールで消化を助けたり、
  • 季節ごとの野菜を使って体の調子を整えたり——

そんな“食で整える”日常の知恵が、代々家庭の中で受け継がれてきました。
ベリッシモは、こうしたイタリアの知恵を、日本の食卓にも楽しく取り入れられるよう、提案していきたいと考えています。

春におすすめ!“旬のイタリアン”で体のリズムを整える

春は、寒暖差や新生活のストレスで自律神経が乱れやすく、体調を崩しがち。
そんな時こそ、旬の野菜を使ったイタリアンが力になってくれます。

春におすすめの食材

  • アーティチョーク(カルチョーフィ)
    肝機能を助けるシナリンを含み、春のデトックスにぴったり
  • ルッコラや菜の花
    苦味成分が代謝を促し、春のだるさに効果的
  • そら豆やグリーンピース
    食物繊維と植物性たんぱくが豊富で、腸内環境のサポートに
 

こんな一皿で、春の整えごはん

  • アーティチョークと新じゃがの温サラダに、エクストラバージンオリーブオイルをひとまわし
  • そら豆・ルッコラ・ペコリーノチーズのパスタで、春らしい香りと栄養をしっかり補給

蒸す・茹でる・生で仕上げるなど、消化にやさしい調理法で“整う食卓”を作っていきましょう。


サーモンのカルパッチョ風

サーモンのカルパッチョ風


帆立と菜の花のスパゲッティ アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ

帆立と菜の花のスパゲッティ アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ


お刺身サーモンのカルパッチョ風 春野菜乗せ

トマトとモッツァレラの冷製パスタ

ベリッシモが届けたい、“食で整う”暮らし

ベリッシモが取り扱うイタリア食材は、ただ美味しいだけでなく、体と心にやさしく働きかけてくれる食材です。
この連載では、そんな食材の背景や効能をわかりやすく紹介しながら、医食同源という観点から、毎日の食卓を見つめ直すきっかけをお届けしていきます。

次回予告|イタリアンハーブの健康効果

5月は、「ローズマリー・オレガノ・タイム」など、イタリア料理に欠かせないハーブたちが登場!
香りと効能に満ちた“天然の薬箱”の世界を、どうぞお楽しみに。

編集後記

この「医食同源×イタリア食材」シリーズは、毎月更新予定です。
ベリッシモの食材が、皆さまの体と心を整える小さなきっかけになりますように。
どうぞお楽しみに。