イタリアで働く

イタリアで働く

イタリアで働く~Chiacchiere!/Mail Magazine 16 Settembre 2020

イタリアで働く

日本も今では新型コロナウィルスの影響もあり、なかなかお仕事が思うようにできていない方もいらっしゃるかもしれません。
それはイタリアも同様です。

経済が回復するまで、もう少し時間がかかりそうですね。
一刻も早く、今までのように安心して生活することができ、イタリアへ渡航できる日が来ることを望むばかりです。

さて、今日は「イタリアで働く」ことについてお話します。
海外で働くなんて難しいのでは?と思っている方も多いはず。
言葉の壁もありますし、もちろん簡単ではありません。

でも、イタリアは「運次第」。
本日はイタリアでの仕事について、イタリア就労経験があるスタッフの体験談をもとにお話します。

イタリアで働く

イタリアで働ける?

イタリアでは就学ビザを取得していけば、月80時間までのアルバイトができます。
ワーキングホリデービザという言葉聞いたことがある方も多いと思います。

ワーキングホリデービザは 一言で“海外旅行とは違い長期滞在の許されるビザ”を指します。語学を勉強しながら、観光をしたり、働いたりすることができる、留学生にとっては大変貴重な機会を得ることができます。

イタリアではこのワーキングホリデービザの制度が現状はありません。
何度も何度も議論には上がってはいるようなのですが・・・なかなか可決されていないですね。
では就学ビザで働けるのか?

答えはイエスです。
“確実な情報”は聞く人によって答えが変わるため、正確ではないかもしれませんが。
(※この不確定さがTHEイタリアです。)

なので、必ずご自身でイタリア現地で確認してください。

イタリアで働く

私がイタリア人や周りの方から聞いた&体験した限りでは、現在は月80時間まで働くことができ、且つ滞在許可証を受け取った後から就業可能なようです。

ちなみに、滞在許可証は申請から受け取るまでに3~6ヵ月の時間を要します。

街にもよりますが、小さな街ほど受け取る期間も短い傾向にありますが、ミラノ・フィレンツェではほとんどの方が6ヵ月程度かかっています。

そのため、アルバイトは滞在許可証を受け取るまでの6ヵ月の間に探してみてください。

注意)ただし、観光ビザ(90日以内の滞在の方)では就労は禁止されていますので、お気をつけて。

イタリアで仕事を探すには?

じゃあ語学もできないのにどうやって探すのか?

語学ができないと基本的には仕事はできません!
自分が外国人だったとして、日本で働こうと思っても、コミュニケーションが取れない場合はどこも雇ってもらえませんよね。
技術職や日本人向けのお仕事であれば別かもしれませんが・・・。

イタリアでの仕事探しに必要な3つの条件
①イタリア語レベルを中級以上にすること
②イタリア人の友達にとにかく「仕事を探している」と伝えること
③強運の持ち主

です。
語学は当たり前ですが、イタリアはコネ社会。
イタリア人の友達にとにかく色々聞いてみてください。
知り合いのお店や会社で「人手が足りない」「日本のマーケット展開をしていきたい」など考えているところがふと出てきます。
そんな時に声がかかるよう、種まきをしておきましょう。

あとは働きたい分野の会社/お店などに履歴書片手に直撃訪問。

何度も何度も通えば、やる気を買ってくれてそのまま「働いてみる?」なんて言われることもありますよ。

イタリアで働く

ちなみにその履歴書なんてどうやって書くか分からないですよね。
私も当時はそこまでネットによる情報社会ではなかったので、大学の先輩に助けて頂きながらなんとか仕上げてみましたが。

履歴書をイタリア語でCucciculum Vitaeと言い、略して“CV”。
ヨーロッパ共通の履歴書フォーマットもインターネットで出回っておりますので、探してみてくださいね。
まずは履歴書作成から頑張って作成してみましょう♪

職種によっても探し方はもちろん様々ですが、意外と原始的な仕事の探し方ですよね。

日本みたく、エージェントを頼るのも一つなのですが、コネ社会であるイタリアでは実際に足を運んで行動するのみ。あとは運が味方します。笑

また、仕事が見つかってもネーロ(不法)で働いているということも良く耳にします。
税金の支払い方法や給与交渉などは面接時に必ず確認してから働いてくださいね!
何も知らずに違法なことをしてしまうこともあります。お気をつけて。

自分にあった仕事探しをしてみてくださいね!

イタリアで働く

それではAlla prossima!!

文/アドマーニ